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人気の屋根リフォーム!金属屋根の特徴

2021.10.27

 日々の環境要因などが原因で、屋根は必ず劣化していきます。
また、劣化が進んでひび割れなどの不具合が起こった屋根は、雨漏りなどのトラブルが発生する可能性が高くなります。
そのため、一定の年数が経過している住宅の場合は、築後10年を目安に屋根のリフォームを検討される方が多いようです。

現在、多くの住宅の屋根は安くて施工しやすいスレート屋根が主流です。
しかし、最近では金属製の屋根も人気が高まってきました。

金属屋根と聞くと、雨や紫外線で錆が出やすく、寿命が短いという印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
ところが、近年の金属屋根は種類によっては非常に頑丈で寿命が長いものもあるのです!

今回は、そんな金属屋根の特徴についてご紹介させて頂きます。

金属屋根にも種類がある?どんな金属屋根があるの?

住宅で使用される金属屋根は大きく分けて3種類あります。
   1.トタン屋根     
薄い金属板に亜鉛をメッキしたトタン屋根は、1950年代に多くの住宅に施工されていた屋根材です。
施工費用が安いことと、継ぎ目がなく素材が軽いため、雨漏りがしにくく積雪に強いといった特徴があります。
しかし、耐久性や高熱性が低く、音も響きやすい点がデメリットです。
現在でも、降雪量の多い一部地域でトタン屋根が使われています。


   2.ステンレス屋根   
ステンレスはサビに強いため、耐用年数が35年から50年と非常に長持ちする屋根材です。
しかし、ステンレス自体が高額であるため、施工には高額な費用がかかります。


   3.ガルバリウム鋼板  
金属板にアルミニウムと亜鉛を配合したガルバリウム鋼板は、耐久性や耐熱性に優れており、加工がしやすいため外壁材や屋根材として重宝されている素材です。
現在では、金属屋根といえばこのガルバリウム鋼板製を指すことが多くなりました。
耐用年数が25年から35年と長いため、多くの住宅で使用されている屋根材です。
また、このガルバリウム鋼板の屋根材には、石粒で表面を加工したものや、断熱材入りのものなど複数の種類があります。


金属屋根の施工を検討する際には、素材だけでなく屋根材の造りについても確認しておくと、より希望に沿ったリフォームが可能になるでしょう。

金属屋根の魅力って?金属屋根のメリットとデメリット

様々な種類の金属屋根をご紹介させて頂きましたが、ここではその中でも現在主流となっているガルバリウム鋼板製の屋根材について、メリットとデメリットをご紹介させて頂きます。
ガルバリウム鋼板の魅力は、軽く耐久性に優れているということです!
金属といえば重くて錆びやすいといった印象を持たれている方も多いと思いますが、ガルバリウム鋼板は屋根材で使用されるどの素材よりも軽いと言う特徴があります。
屋根材が軽いということは、建物にかかる重量負担を減らすことができるため、耐震性を高めることにもつながります。
また、ガルバリウム鋼板はアルミニウムが含まれているので耐久性が亜鉛メッキ鋼板(トタン)より増しており、非常に錆びにくいのも嬉しい特徴です。
また断熱材入りのガルバリウム鋼板屋根材を使用した場合は、屋根全体が断熱材で覆われ、屋根から熱の出入りが少なくなるため、室内の温度を一定に保ちやすくなると言うメリットもあります。

一方で、メリットだけではなくデメリットもあります。
ガルバリウム鋼板の弱点は、断熱性と防音性です。
熱伝導率が高いガルバリウム鋼板は、日光で温められた熱をそのまま伝えてしまうため、断熱材と一緒に施工する方が熱の侵入を抑制することができます。
また、雨の音などが響きやすく、防音性にも弱点があります。
そのような場合は、断熱材入りのガルバリウム鋼板屋根材をカバー工法でリフォームすることで、雨粒が跳ねる音が室内に響きにくくなります。

そしてガルバリウム鋼板製屋根材には、先ほどもご紹介させて頂いたように石粒で表面を加工されたものもあります。
錆びにくいガルバリウム鋼板ですが、錆とは無縁ではありません。表面についた傷から錆が発生してしまうこともあります。
ですが、石粒で表面を加工したものは、傷がつきにくくなるため、フラットな形状の屋根材に比べてサビが発生しにくい傾向があります。
さらに、石粒付きのガルバリウム鋼板屋根材はメンテナンスコストが安いという利点もあります。
なぜなら、表面に石粒が加工されているため、塗装の必要がないからです。
加工されていないガルバリウム鋼板やその他の屋根材の場合は、約10年に1度ほど塗膜の劣化に伴うメンテナンス塗装の工事が必要になりますが、石粒付きのガルバリウム鋼板屋根材であればこうした費用が掛かりません。
断熱材入りのガルバリウム鋼板屋根材や石粒付きガルバリウム鋼板屋根材は性能の良さに伴い、導入コスト多少かかりますが、メリットも多いので人気があります。
このように金属屋根には様々な種類がありますが、それぞれの特徴を抑えて、最適な種類のものを選びましょう。

金属屋根の様々な施工方法について

金属屋根を施工する場合、縦葺きと横葺きといった施工方法があります。
屋根材が屋根に対して縦方向になるように配置することを縦葺き、横方向に配置することを横葺きといいます。
縦葺きは緩い勾配でも施工が可能で、横葺きは勾配がないと施工ができません。
屋根材の商品によってどちらの施工が可能か限定されるので、金属屋根を施工する際には、ご希望の屋根材が縦葺きか横葺きのどちらになるのか確認しておきましょう。

ちなみに、ご自宅の屋根をリフォームする場合には、リフォーム方法にも種類があるのでご紹介します。
①カバー工法
カバー工法は、古い屋根材を撤去せずにその上に防水紙と屋根を乗せて施工する方法です。

②葺き替え
葺き替えは、古い屋根を撤去し、新しい屋根を施工します。

カバー工法の方が、古い屋根の撤去費用が掛からないため、コストを抑えた施工ができます。
ただし、軽い屋根材でしか施工ができないため、金属屋根などの軽い建材を採用することが不可欠となります。

リフォームの際は金属屋根をオススメします!
先ほどもご紹介させて頂いたように、金属屋根は耐震性と耐久性に優れた屋根材です。
最近では台風や地震などの自然災害が珍しいことでは無くなってきましたね。
こうした自然災害からご自宅を守りたいという方にこそ、軽くて丈夫な金属屋根がオススメです!
また、金属屋根は見た目にも住宅をすっきりした印象にしてくれます。
石粒付きガルバリウム鋼板屋根材の場合は、雪が落ちにくいと言う特徴もありますので降雪地帯の方にも人気があります。
最近では、ガルバリウム鋼板製の屋根材もたくさんの種類がありますので、ご検討される際は複数の専門業者に相談し、見積もりなどをしっかりと見比べることをお勧めいたします。

まとめ

今回は金属屋根の特徴についてご紹介させて頂きました。
金属屋根と一口にいっても、その種類は様々で、それぞれにメリットやデメリットがあります。
金属屋根にはスレート屋根とは違った魅力があるため、今回のお話で金属屋根に興味を持って頂ければ幸いです。
ただし、金属屋根の施工には相応の費用が掛かるため、施工前には必ず複数の専門業者から見積もりをもらうようにしましょう。
信頼できる会社を選定し、しっかりと打ち合わせを行って納得したうえで施工に進むことで、満足できる良いリフォームを行うことができるでしょう。


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