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外壁塗装費用の100万円は高い?安い?坪数ごとの相場を解説
2023.07.12
外壁塗装をしようと思って業者に見積りを依頼してみると、100万円近くの金額を提示された……。「外壁塗装ってこんなに高いの?」「ぼったくられているんじゃないか……」と不安になる方もいるのではないでしょうか。
この記事では外壁塗装の費用で100万円というのは適正価格なのか?そもそも相場はどのくらいなのか?など、はじめて外壁塗装をする方に向けて費用のことを詳しく解説します。
いざ見積もりを依頼して「100万円」という金額を目にすると、少しびっくりしてしまうかもしれませんが、結論から言うと外壁塗装費用で100万円という金額は決して高すぎることはありません。
逆に言えば、20坪とややコンパクトな住宅なのに見積もり金額が100万円以上の場合には、業者によって費用や材料を必要以上に水増しされていたり、不要な工程が含まれているという可能性も考えられます。そのような場合は、相見積もりをとって金額を比較する、業者に費用の内訳をしっかり確認する、などの対応をとることをおすすめします。
では、30坪の家と仮定した場合、なぜ100万円もかかるのでしょうか? 外壁塗装費用の内訳をご紹介します。
もちろん、単価が高い塗料ほどグレードも上がり、長持ちします。現在の外壁に関するお悩みや、どの程度長持ちさせたいのか?などの要素に応じて、塗装業者と相談しながら塗料を選ぶとよいでしょう。
各塗料の単価と耐用年数の一覧は以下の通りです。
それぞれがどのような塗料なのか、詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
【外壁塗装の塗料6種類】メリット・デメリットと失敗しない選び方
足場代の単価は1㎡あたり600~1000円程度であり、作業面積に応じて金額が変わります。たとえば30坪の家であれば、10~15万円程度が相場です。
こちらも作業面積に応じて金額が変わります、30坪の住宅であれば合計5~6万円程度のケースが多いでしょう。
水道水での洗浄が一般的ですが、より汚れやカビが頑固な場合にはバイオ高圧洗浄という方法もあります。相場としては、1㎡あたり200~300円程度です。
そのため、新築からある程度の年数が経っている住宅であれば、外壁塗装のタイミングであわせてシーリングの補修を行うことをおすすめします。シーリングの補修費用は、1mあたり800~1500円です。
シーリング(コーキング)補修費用については、外壁コーキング補修の費用相場はいくら?打ち替えと増し打ちの違いや注意点も解説の記事もご覧ください。
ここまで、30坪の住宅を例に費用相場や内訳についてご紹介してきました。冒頭でお伝えしたように、20坪前後であれば100万円よりも安くなるのが一般的ですし、50坪以上の広いお家であれば100万円を上回る場合も出てきます。
坪数別の外壁塗装の費用相場を一覧でまとめましたので、ご自身の家の広さだとどのくらいが妥当な金額なのか?を確認してみてください。
坪数ごとの外壁塗装費用について、詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
30坪の家にかかる外壁塗装の費用相場はいくら?内訳まで詳しく解説!
40坪の外壁塗装の費用は「90~140万円」が推す場!計算方法などを解説
50坪の住宅の外壁塗装にかかる費用の相場は?内訳や費用を抑えるコツを解説
30~40坪の一般的な住宅の場合、外壁塗装の費用としては100万円はある程度適正金額の範囲であることをお伝えしてきました。とはいえ、やはり一度に100万円の出費というのは家計にとって痛手ですよね。
最後に、外壁塗装の費用を少しでも安くしたい方に向けてポイントをいくつかご紹介します。
「なんとなく安心感があるから」という理由で、名前の知っている大手ハウスメーカーなどを選ぶ方もいるかもしれませんが、費用を抑えたいのであれば塗装を専門に行っている地元の業者に依頼することをおすすめします。
理由としては、大手の場合、契約を行っても実際に工事をするのは下請けの塗装業者であるケースがほとんどであり、下請け業者への仲介料も金額に含まれている場合があるからです。こうなると、塗装業者に直接依頼するよりも仲介料の分が高くついてしまうため、安く済ませたいのであれば塗装を専門に行っている地元の業者に依頼するようにしましょう。
ほかにも、劣化しやすい部分にだけハイグレードな塗料を使い、それ以外の部分はグレードを抑えた塗料にする、などの方法もありますので、塗料業者とぜひ相談してみてください。
また、地域によっては申請することでリフォーム助成金がもらえる制度を設けているところも増えてきています。申請条件や金額は自治体によって異なりますが、10~20万円ほどの助成金がもらえる可能性もあるので、お住まいの自治体のホームページなどで確認するとよいでしょう。
いずれの場合も、これらの制度を適用するのであれば見積もりの際に塗装業者にも伝えておくようにしてください。
1社だけの見積りだと、その会社が提示している金額が適正価格なのかどうかの判断が難しい場合もあります。できれば2~3社に見積りを依頼し、それぞれの見積り内容を比較することで、より安い価格で行ってくれる業者を見つけることができます。
ただし、「安ければ良い」という考え方は注意してください。場合によっては、必要な工程を省いているから安かったり、施工後に追加費用を請求してくるような悪徳業者も存在します。複数社の見積り内容を比較したうえで、信頼できる業者を見極めるようにしましょう。
外壁塗装の費用を安く抑えるポイントについては、こちらの記事でもご紹介していますのでぜひご覧ください。
外壁塗装の費用を安く抑えるための7つのポイント!注意点も解説
ガイソーでも無料で見積もり相談を受け付けています。外壁塗装を考えている方、できれば100万円などの予算内で抑えたいとお考えの方は、ぜひ一度ご連絡ください。
この記事では外壁塗装の費用で100万円というのは適正価格なのか?そもそも相場はどのくらいなのか?など、はじめて外壁塗装をする方に向けて費用のことを詳しく解説します。
外壁塗装で100万円の金額は高い?安い?
いざ見積もりを依頼して「100万円」という金額を目にすると、少しびっくりしてしまうかもしれませんが、結論から言うと外壁塗装費用で100万円という金額は決して高すぎることはありません。一般的な住宅の場合は80~120万円が相場
30~40坪の一般的な戸建ての場合、外壁塗装費用の相場としては80~120万円程度です。そのため、お住まいの家が30~40坪の広さで100万円という金額を提示されたのであればある程度妥当な金額と言えるでしょう。逆に言えば、20坪とややコンパクトな住宅なのに見積もり金額が100万円以上の場合には、業者によって費用や材料を必要以上に水増しされていたり、不要な工程が含まれているという可能性も考えられます。そのような場合は、相見積もりをとって金額を比較する、業者に費用の内訳をしっかり確認する、などの対応をとることをおすすめします。
外壁塗装費用にかかる100万円の内訳
では、30坪の家と仮定した場合、なぜ100万円もかかるのでしょうか? 外壁塗装費用の内訳をご紹介します。
塗料代
まず、みなさんもご想像の通り塗料代がかかります。外壁塗装に使われる塗料はいくつか種類があり、耐用年数や性能などに応じて金額にも差があります。近年の外壁塗装で主流なのは「ウレタン塗料」「シリコン塗料」「ラジカル塗料」などですが、それぞれの1㎡あたりの金額を見ても、ウレタン塗料は1,700~2,200円、シリコン塗料は2,300~3,300円、ラジカル塗料は2,500~3,500円と幅があります。もちろん、単価が高い塗料ほどグレードも上がり、長持ちします。現在の外壁に関するお悩みや、どの程度長持ちさせたいのか?などの要素に応じて、塗装業者と相談しながら塗料を選ぶとよいでしょう。
各塗料の単価と耐用年数の一覧は以下の通りです。
塗料の種類 | 単位(1㎡あたり) | 耐用年数 |
アクリル塗料 | 1400〜1600円 | 3〜6年 |
ウレタン塗料 | 1700〜2200円 | 7〜10年 |
シリコン塗料 | 2300〜3300円 | 8〜12年 |
ラジカル塗料 | 2500〜3500円 | 13〜16年 |
フッ素塗料 | 3800〜4800円 | 15〜20年 |
無機塗料 | 4500〜5500円 | 20年以上 |
それぞれがどのような塗料なのか、詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
【外壁塗装の塗料6種類】メリット・デメリットと失敗しない選び方
足場設置代
こちらも必ずかかるのが、足場の設置代です。足場というのは、外壁塗装など高い場所での工事を行う際に、安全性や施工品質を守るために工事範囲に設置するものになります。足場代の単価は1㎡あたり600~1000円程度であり、作業面積に応じて金額が変わります。たとえば30坪の家であれば、10~15万円程度が相場です。
養生シート、飛散防止ネット
安全性の確保や、近隣の住宅に迷惑をかけないために足場の設置とあわせて施すのが養生シートや飛散防止ネットです。こちらも作業面積に応じて金額が変わります、30坪の住宅であれば合計5~6万円程度のケースが多いでしょう。
高圧洗浄代
汚れた状態のままの外壁に塗装をすると、粘着力が弱く、すぐに塗装が剥がれてしまう要因となります。そのために、塗装を行う前に高圧洗浄を行い、外壁に付着した汚れやコケ・カビなどをしっかり落とす必要があるのです。水道水での洗浄が一般的ですが、より汚れやカビが頑固な場合にはバイオ高圧洗浄という方法もあります。相場としては、1㎡あたり200~300円程度です。
シーリング補修代
シーリング材とは、外壁や屋根の継ぎ目を埋めるために使用されている防水材料のことです。業者によってはコーキング材とも呼ばれますが、シーリング材が劣化すると外壁の防水性が低下し、雨漏りなどの原因にもつながります。そのため、新築からある程度の年数が経っている住宅であれば、外壁塗装のタイミングであわせてシーリングの補修を行うことをおすすめします。シーリングの補修費用は、1mあたり800~1500円です。
シーリング(コーキング)補修費用については、外壁コーキング補修の費用相場はいくら?打ち替えと増し打ちの違いや注意点も解説の記事もご覧ください。
坪数別の外壁塗装の費用相場
ここまで、30坪の住宅を例に費用相場や内訳についてご紹介してきました。冒頭でお伝えしたように、20坪前後であれば100万円よりも安くなるのが一般的ですし、50坪以上の広いお家であれば100万円を上回る場合も出てきます。坪数別の外壁塗装の費用相場を一覧でまとめましたので、ご自身の家の広さだとどのくらいが妥当な金額なのか?を確認してみてください。
坪数 | 塗料面積 | 費用相場 |
10坪 | 40㎡ | 約40〜70万円 |
20坪 | 70㎡ | 約50〜80万円 |
30坪 | 119㎡ | 約60〜90万円 |
40坪 | 158㎡ | 約90〜130万円 |
50坪 | 198㎡ | 約100〜150万円 |
60坪 | 238㎡ | 約150〜250万円 |
70坪 | 277㎡ | 約200〜300万円 |
80坪 | 317㎡ | 約250〜350万円 |
100坪 | 396㎡ | 約300〜450万円 |
坪数ごとの外壁塗装費用について、詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
30坪の家にかかる外壁塗装の費用相場はいくら?内訳まで詳しく解説!
40坪の外壁塗装の費用は「90~140万円」が推す場!計算方法などを解説
50坪の住宅の外壁塗装にかかる費用の相場は?内訳や費用を抑えるコツを解説
外壁塗装の費用を少しでも安くする方法
30~40坪の一般的な住宅の場合、外壁塗装の費用としては100万円はある程度適正金額の範囲であることをお伝えしてきました。とはいえ、やはり一度に100万円の出費というのは家計にとって痛手ですよね。最後に、外壁塗装の費用を少しでも安くしたい方に向けてポイントをいくつかご紹介します。
大手ではなく、地元の塗装業者に依頼する
外壁塗装をはじめて依頼するとなると、どこに依頼して良いのか悩みますよね。大手のハウスメーカーや総合リフォーム店から、塗装を専門に行っている地元の工務店まで業態はさまざまです。「なんとなく安心感があるから」という理由で、名前の知っている大手ハウスメーカーなどを選ぶ方もいるかもしれませんが、費用を抑えたいのであれば塗装を専門に行っている地元の業者に依頼することをおすすめします。
理由としては、大手の場合、契約を行っても実際に工事をするのは下請けの塗装業者であるケースがほとんどであり、下請け業者への仲介料も金額に含まれている場合があるからです。こうなると、塗装業者に直接依頼するよりも仲介料の分が高くついてしまうため、安く済ませたいのであれば塗装を専門に行っている地元の業者に依頼するようにしましょう。
塗料のグレードを下げる
この記事でも解説した通り、外壁塗装で使用される塗料は性能や耐用年数などによってグレードに分かれており、よりグレードが高い塗料ほど金額が高くなります。どうしてもこの塗料を使いたい、などのこだわりがある場合は別ですが、予算を抑えることを優先するのであれば、その予算内で済むような塗料を選択するのがポイントです。ほかにも、劣化しやすい部分にだけハイグレードな塗料を使い、それ以外の部分はグレードを抑えた塗料にする、などの方法もありますので、塗料業者とぜひ相談してみてください。
火災保険や助成金が適用できないか確認する
台風や地震などの自然災害が原因で外壁に傷がついた場合、塗装費用に火災保険が適用できる可能性があります。火災保険の適用にはいくつかの条件がありますが、最大無料で塗装工事を行えるかもしれないため、ご自身が加入している火災保険の適用範囲を確認してみましょう。また、地域によっては申請することでリフォーム助成金がもらえる制度を設けているところも増えてきています。申請条件や金額は自治体によって異なりますが、10~20万円ほどの助成金がもらえる可能性もあるので、お住まいの自治体のホームページなどで確認するとよいでしょう。
いずれの場合も、これらの制度を適用するのであれば見積もりの際に塗装業者にも伝えておくようにしてください。
相見積もりをとる
最後に、必ず行うようにしてほしいのが相見積もりをとることです。1社だけの見積りだと、その会社が提示している金額が適正価格なのかどうかの判断が難しい場合もあります。できれば2~3社に見積りを依頼し、それぞれの見積り内容を比較することで、より安い価格で行ってくれる業者を見つけることができます。
ただし、「安ければ良い」という考え方は注意してください。場合によっては、必要な工程を省いているから安かったり、施工後に追加費用を請求してくるような悪徳業者も存在します。複数社の見積り内容を比較したうえで、信頼できる業者を見極めるようにしましょう。
外壁塗装の費用を安く抑えるポイントについては、こちらの記事でもご紹介していますのでぜひご覧ください。
外壁塗装の費用を安く抑えるための7つのポイント!注意点も解説
ガイソーでも無料で見積もり相談を受け付けています。外壁塗装を考えている方、できれば100万円などの予算内で抑えたいとお考えの方は、ぜひ一度ご連絡ください。
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