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ガイソー福岡店

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瓦が割れた!!

2020.09.21
おはようございます、ガイソー福岡店の永田です!
台風9号、10号の上陸から早二週間近く、台風による被害のご相談は200件を超えてきました。
今月はまだ増加すると考えられます。
そして台風被害で1、2を争う被害は「瓦の割れ」です。台風でモノが飛んできて、それによって割れたと考えられます。
そして瓦の割れに関して、混乱する方も多いです。というのも瓦の割れに関しては二種類の意見をよく聞くからです。
1つ目は・・・「瓦が割れているので雨漏りの危険性が非常に高いのですぐに修理しましょう!!」
こちらは訪販会社に言われたという方が多いです。
2つ目は・・・「瓦が割れても数年は雨漏りせんよ、時間できたらすぐに修理するから安心して!」
こちらは地元の大工さんなどの職人さんに言われたという方が多いです。
この真反対の意見があるのでどうしたらいいか分からない方が多いのです。
ではどちらが正しいのか?・・・回答としてはどちらも正しいし、どちらも間違っています。
答えになってないと言われると思いますが、なぜその答えになるのか理由を説明します。
そもそも屋根というのは瓦だけで防水をしているわけではございません。瓦のしたにある「ルーフィングシート」と瓦の二重防水で屋根を守っているのです。
瓦はあくまでも表面の保護であり、隙間などから入る雨水はこのルーフィングシートによって防水されています。
つまり瓦が割れたからと言って、直接屋根の木や天井に水が回るわけではないのです。
では何もしなくてもいいというわけにはいきません‼
ルーフィングシートには勿論限界があります。一定容量を超えると水を吸収できなくなり、下の野地板に漏れ出します。それが小屋裏の木を伝って天井に漏れ出すのが雨漏りのメカニズムです。つまりルーフィングシートの容量や劣化状況によって瓦が割れたり剥がれてから雨漏りするまでの猶予が得られるということです。
先程の職人さんによく言われる瓦が割れた事に対しての回答がどちらも正解でもあるし間違いでもあるという理由が分かると思います。
どれくらいから漏れるかどうかなんてのは分かりません。明確な基準もないですし、漏れてこないとルーフィングシートが限界かどうかというのは分かりません。穴が開いてたりしたら話は別ですが・・・
私達ガイソー福岡店では瓦が割れている場合は早めの修理をオススメします。雨漏りの気配がある場合はなおさらです。しかし、お客様が考える暇もないまま工事をするのは良くないと断言します。
屋根に上るという行為は悪質な業者などは、あえて瓦を割ったり、見えている部分だけしか工事をしなかったりといったことが実際にあります。
急ぐことに変わりはないですが、一呼吸をおいて考える時間を作ることをオススメします。
台風被害のご相談はガイソー福岡店にお任せください!